目次
SFCで発売された「箱庭ゲーム」一覧
- 『シムシティー』1991年4月26日(任天堂)
- 『シムアース』1991年12月29日(イマジニア)
- 『シムシティ2000』1995年5月26日(イマジニア)
- 『A列車で行こう SV』1995年9月29日(パック・イン・ビデオ)
- 『テーマパーク』1995年12月15日(エレクトロニック・アーツ)
- 『シムシティJr.』1996年7月26日(イマジニア)
- 『牧場物語』1996年8月6日(パック・イン・ビデオ)
スーファミで発売された「箱庭ゲーム(ミニスケープ)」は全部で7タイトル。「シムシリーズ」から4本、「A列車で行こう」シリーズから1本、「テーマシリーズ」から1本、そして「牧場物語シリーズ」から1本と、箱庭ゲーム好きなら誰しもが知っているであろうメジャー作品ばかりだね。どちらかと言えば大人が好むジャンルなので、どのタイトルも保存状態が良い品を見つけるのは難しくないよ。今回のコンプリート難易度は「★☆☆☆☆(星1つ)」。それでは個別にざっくりと解説していこう。
中古相場(※月一で更新)も載せてます。
※画像は駿河屋さんの商品ページにリンクしています。
1.箱庭ゲームの元祖!『シムシティー』
箱庭ゲームの元祖ともいえる都市開発シミュレーションゲーム。SFC版は任天堂によって移植、販売されていることから同社の看板キャラクターである「マリオ」と「クッパ」を模したオブジェクトや、ゲーム制作者のウィル・ライト氏をイメージした「Dr.ライト」なるサポート役が登場するなど、任天堂らしい面白いアレンジがなされている。
箱説無し:300~400円 箱説有り:500~700円
前にも言ったけど「シムシティ」じゃなく「シムシティー」だよ。パッケージにちゃんと書いてあります。伸ばします。
大事なことなので、二回言いました。
2.今度は惑星を開発!『シムアース』
プレイヤー自らの手で惑星の環境を自由にコントロールし、新たな地形を構築したり、そこに誕生した生物を観察するなどして楽しむことが出来る「惑星開発」がテーマの箱庭SLG。一から新たな惑星をつくるフリーモードだけではなく、既に存在する惑星のテラフォーミングなどを課題とした全8つのシナリオで遊ぶことも出来る。本作以降、シムシリーズのSFC版移植作は全てイマジニアから発売されている。
箱説無し:300~500円 箱説有り:600~800円
よし、火星にカエルを誕生させるぞ!
なら先ずは地表に液体の水を作りださないといけないな~。さて、何から始めようか?
3.ハードの限界を突破した『シムシティ2000』
都市開発シミュレーションゲーム『シムシティー』の続編。本作より「クォータービュー(斜め上からの見下ろし視点)」が採用されたことで、地形や高層建築物などを利用した立体的な街づくりが可能となった。「地下鉄」や「高速道路」など都市計画の自由度を増す建築物や、「医療」「教育」「水道」といった新たなインフラの概念が追加されたことでゲーム内容は前作から大幅にパワーアップ。しかしそれゆえに処理すべきデータ量もまた膨大となり、SFC版では多くのプレイヤーが「ロード地獄」に悩まされることとなってしまった。
箱説無し:300~500円 箱説有り:600~800円
前作と比べて自由度が格段に上がって、色々な街並みが再現出来るようになったのが嬉しいね。ロード時間の長さに目を瞑れば今でも十分遊べる良く出来たゲームだよ。
『シムシティー』とは全くの別ゲーに感じるな。視点が変わっただけでこんなにも面白さが増すなんて⋯⋯。
4.育てて楽しむ鉄道ジオラマ!『A列車で行こう3 SV』
アートディンクにより制作・販売されている鉄道経営SLG「A列車で行こうシリーズ」の第3作目にあたるタイトル。クォータービューで描かれた箱庭都市の中でプレイヤー自らが鉄道会社を経営し「線路の敷設」「車両購入」「時刻表の作成」といった業務を行ったり、デパートや工場などの子会社を経営することが出来る。事業を通じて都市を発展させ、その中を走る鉄道車両を眺めて楽しむ「育つ鉄道ジオラマ」とでも言うべきユニークなゲーム性は、SLGファンのみならず数多くの鉄道ファンをも虜にした。
箱説無し:300~400円 箱説有り:500~800円
難しい!けど面白い!これでやっとプラレールが手放せるよ⋯⋯。
⋯⋯ハハ。これがプラレールの代わりになるかは分からないけど、鉄道好きなら一度は遊んでみるべきゲームだよね。
5.目指せ!世界一の『テーマパーク』
エレクトロニック・アーツから発売された遊園地経営シミュレーションゲーム。世界各地に存在する全10ヵ所の遊園地を経営し、それぞれに設定されたクリア目標を達成していくことがゲームの目的となっている。CS(顧客満足)やクレンリネスの概念をいち早くゲームシステムとして導入した作品で、プレイヤー自らが「来場客の目線」と「経営者の目線」の両方に立って現状を分析し、遊園地開発を行うという奥深いゲーム性が売りだ。
箱説無し:300~400円 箱説有り:1000~1200円
⋯⋯なるほど。要するに「客から金を巻き上げる方法」を考えれば良いんだね。
全く夢もへちまもない言い草だな~。でもあながち間違いでもないか。遊園地などの娯楽施設はどれも安全性の次くらいに収益性・効率性について考えられ、突き詰められているはずだよ。
6.ゲーム内容もお子様向け?『シムシティJr.』
『シムシティー』の複雑なゲームシステムを簡略化し、さらに規模の小さな町づくりをテーマとすることでキッズ層への訴求を図ったのであろう、まさに「お手軽版シムシティー」となるべく作られたゲーム。しかしその内容は理不尽なまでのゲームバランスの悪さ、自由度の低さが目立つ「劣化版シムシティー」でしかなく、新規ユーザーはおろかシリーズファンにさえそっぽを向かれてしまった非常に残念なタイトルである。
箱説無し:400~700円 箱説有り:1000~1200円
製品化前にちゃんとテストプレイしたのかな?建てても建てても壊されて、全然ゲームが進まないんだけど⋯⋯。
遊べば分かるこの理不尽さ。いわゆる「クソゲー」を取り扱った番組やゲーム関連書籍などでは何故か全くノーマークなタイトルだけど、これこそが本物のクソゲーってやつだよ。しかしだからこそっ!挑戦し甲斐があるってもんだ!
7.自由気ままなスローライフ『牧場物語』
「牧場物語シリーズ」の礎となった記念すべき第1作目。農作物の育成や動物たちのお世話、そして生産した農作物や牛乳、卵などの出荷を日々繰り返し、少しずつ牧場を大きくしていくことがゲームの主な目的となっている。牧場での仕事以外にも舞台となる「花の芽村」の村人たちとの交流や季節のイベント、アイテム収集、花嫁候補となる5人の女の子との恋愛等々、お楽しみ要素は盛沢山。プレイヤーのスタイルに合わせて自由気ままな牧場ライフを楽しもう。
箱説無し:900~1200円 箱説有り:2500~3000円
人気なのも頷けるな~。今遊んでも十分面白いし、ドットで描かれた動物たちもなかなか味があって可愛いね。
すんは『スターデュ―バレー』が好きだし、それの基になった『牧場物語』もきっと気に入るんじゃないかと思ったよ。やさしいタッチのドット絵、端々から温かみを感じられるテキスト、レトロゲームならではの味わいが感じられる作品だ。
SFCで発売された「箱庭ゲーム」のまとめ
最後にスーパーファミコンで発売された「箱庭ゲーム」について、ざっくりとまとめるとこんな感じです。
タイトル | 入手難易度 | 一言 |
---|---|---|
1.『シムシティー』 | ★☆☆☆☆ | 良アレンジ作品 |
2.『シムアース』 | ★☆☆☆☆ | 水は生命の源 |
3.『シムシティ2000』 | ★☆☆☆☆ | ロード地獄を覚悟しろ! |
4.『A列車で行こう3 SV』 | ★☆☆☆☆ | 鉄道ファン必見! |
5.『テーマパーク』 | ★☆☆☆☆ | 「気付き」が大切 |
6.『シムシティJr.』 | ★☆☆☆☆ | ほぼ放置ゲー |
7.『牧場物語』 | ★★★☆☆ | ほっこり癒しゲー |
コンプリート(箱説有り)に必要な金額は⋯⋯
7500~8000円ぐらい
SFC時代は「箱庭ゲーム」というジャンルが確立して間もない頃ということもあって、全7タイトル中『牧場物語』を除く6タイトルがPCゲームからの移植作だったんだ。タイトルによってはUIがSFCに最適化されておらずコントローラーでは遊び難かったり、ハード性能の問題で頻繁に処理落ちしてしまったりと問題点だらけで、まだまだ家庭用ゲーム機への移植は厳しかったみたいだね。すんは実際に遊んでみてどうだった?
そうだな~『A列車で行こう3 SV』と『牧場物語』は個人的にかなり気に入ったな。新作が出ているならそっちも遊んでみたいと思ったよ。
確かに!『A列車で行こう3 SV』は良移植だし、『牧場物語』についてはそもそも家庭用ゲーム機向けに制作されたゲームだから断然遊びやすいんだよね。ちなみにその2タイトルは最新機種でも新作が発売されているよ。最後にすんのオススメの『スターデュ―バレー』と一緒に貼り付けておくか!
『A列車で行こう はじまる観光計画』NS専用タイトル
『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』NS / PS4
『スターデュ―バレー コレクターズ・エディション』NS / PS4
※家庭用ゲーム機向けに発売されているパッケージ版の商品リンクです。上記の3タイトルはダウンロード版も発売されています。
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