牧場物語【さぼろーの今更ゲームアーカイブ SFC編 Vol.34】

ざっくり解説:『牧場物語』とは

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『牧場物語』は1996年8月6日にパック・イン・ビデオよりスーパーファミコン用ソフトとして発売されたシミュレーションゲームで、後に続く「牧場物語シリーズ」の礎となった記念すべき第1作目のゲームタイトル。「牧場主を目指す少年が祖父から受け継いだ牧場を再建させるべく、オノやクワを片手に荒れ地を開拓していく」といった内容で、農作物の育成や動物たちのお世話、生産した農作物や牛乳、卵の出荷を日々繰り返しながら少しずつ経営資金を貯めていき、牧場や住居を大きくしていくことがゲームの主な目的となっている。

牧場の敷地内を自由に開発し、その中で可愛らしい動物たちを飼育したり景色を楽しんだりするといった、いわゆる箱庭ゲーム的な面白さに「時間」「天候」「四季」の概念が上手くマッチしたことで「バーチャルな日常空間」「ゲームの中でのスローライフ」をプレイヤーに想起させ、瞬く間に大人気タイトルに。その没入感の高さ、ゲーム性の目新しさは当時発売されたゲームタイトルの中でも随一であり、第1作目にして多くのシリーズファンを獲得するに至った。

また前述の通り「出来るだけ牧場を発展させる」という目的はあるものの、日々をどのように過ごすかは基本的にプレイヤーの自由であり、舞台となる「花の芽村」の村人たちとの交流や季節のイベント、アイテム収集、花嫁候補となる5人の女の子との恋愛といった具合にお楽しみ要素は実に様々。牧場仕事と並行して「ちょっと寄り道」な遊び方が出来るのも、本作の大きな魅力の一つだ。

さぼろー

「田舎でのスローライフ」や「牧場経営」といった新しいテーマを取り入れてゲームの可能性を広げた、まさに箱庭ゲーム界のパイオニア的作品です。シリーズ第1作目ということもありゲームバランスの悪さ、イベントや会話パターンのボリューム不足といった粗はありますが、レトロで可愛らしい2Dグラフィックや素朴なテキストがとても味わい深く、たまにプレイするとまるで時間が巻き戻ったかのようなノスタルジックな気分に浸ることが出来ます。

牧場物語
  • メーカー:パック・イン・ビデオ
  • ジャンル:シミュレーション
  • プレイ人数:1人
  • リリース日:1996年8月6日

中古相場

箱説無し:900~1200円 箱説有り:2500~3000円

ぽちろー

人気作なのでゲーム専門店で買うとなると箱説有り(特に美品)は高くつく傾向があるワン!狙っているなら先ずはブックオフ実店舗やフリマアプリで探すのがおすすめだワン!

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関連作品(家庭用ゲーム)

ゲームボーイ(GB / GBC)

  • 『牧場物語GB』1997年12月19日発売
  • 『牧場物語GB2』1999年8月6日発売
  • 『牧場物語GB3 ボーイ・ミーツ・ガール』2000年9月29日発売

ニンテンドー64(N64)

  • 『牧場物語2』1999年2月5日発売

『牧場物語』の裏技

強制エンディングを利用して進行度が確認出来る裏技

  1. 家で寝る際、画面が暗くなっている間に「L+R+セレクトボタン」を同時に長押しする。
  2. 最終日を待たずにエンディングへと移行し、現時点の進行度で見られるエンディングデモとスタッフロールが流れる。最後に「花嫁候補の女の子たちからの愛情度」や「各農作物の累計出荷数」といった、エンディング内容に直結する要素について数値で確認出来るため、上手く活用することで最高のエンディングを目指し効率良くゲームを進めていくことが可能となる。

※当サイトにおいてゲームの「裏技」とは「特定のテキストやコマンドの入力」「バグを使用した技」などを指しており、通常プレイで再現可能な「小ネタ」「隠し要素」などに該当するものは含んでおりません。