ざっくり解説:「下野正希のフィッシング トゥ バッシング」とは
日本バスフィッシング界の先駆者「下野正希」プロ監修のバス釣りシミュレーションソフト。琵琶湖を知り尽くす氏のノウハウとデータを基に、舞台となる琵琶湖南湖の地形やバスの生態がリアルに再現されている。
本作の特徴としてバスとのファイトにおいてプレイヤーの技量が一切反映されない、完全パラメーター依存のゲームシステムが挙げられる。フッキングに成功してしまえばあとは半自動でバスを取り込んでしまうため、アクション操作の上手さではなく、いかにスピーディーにバスの居場所を割り出すか、判断の速さが勝負の決め手となる。
天候、水温、季節などの諸条件とバスの動きに法則性を見つけ、それを参考に答えを導き出す「考える楽しさ」に重きを置いた、本作以前の他のフィッシングゲームとは一線を画す珍しいゲームシステムとなっている。後に同じく下野正希氏監修、ナツメ制作の「大物ブラックバスフィッシング 人造湖編」がアクレイムジャパンより発売された。
- メーカー:ナツメ
- ジャンル:フィッシング
- プレイ人数:1人
- リリース日:1994年10月16日
ざっくり解説:遊び方
ゲームシステム
ゲームの目的:トーナメントを5回戦い、ポイントランキング上位10位以内に入賞するとファイナルステージへ進める。ファイナルステージ優勝がゲームの目的となっている。
ウェイイン:マップ画面で「リブレバスクラブ」を選択する。15時を過ぎると当日のポイントが無効となってしまうので注意。
操作方法(釣り場画面)
十字キー:左右のキーで移動し、キャスト後は上キーでフッキングする。
Aボタン:1回押すとパワーメーターが起動し、もう1回押すとキャストする。キャスト後はAボタンでルアーをゆっくりと巻き取る。
Bボタン:1つ前の画面に戻る時や、キャンセル時に使用する。
Xボタン:タックルセレクト画面を開く。キャスト後はXボタンで素早くルアーを巻き取る。
LまたはRボタン:キャスティング方法(3種類)を切り替える。バスがヒットした後はロッドを左右に振る。
スタートボタン:一時停止
セレクトボタン:根がかり時にラインを切る。
「下野正希のフィッシング トゥ バッシング」の裏技
情報なし。
中古相場
箱説無し:300~400円 箱説有り:500~1000円
関連作品
スーパーファミコン(SFC)
- 「大物ブラックバスフィッシング 人造湖編」1995年6月30日発売
本来であれば釣りゲームの中核となるであろうリトリーブ(ルアーアクション)、ファイト部分がバッサリと簡略化されているため、それまでの工程(バスの動きを読み、ルアーを選択する)をどう捉えるかで評価が分かれやすい作品です。琵琶湖南湖に実在する63箇所のポイントが、背景までしっかりと作り込まれているのが良いですね。