エルナード【さぼろーの今更ゲームアーカイブ SFC編 Vol.35】

ざっくり解説:『エルナード』とは

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『エルナード』ストーリー紹介

万能にして、偉大なる神「アルテシア」によりこの大地は誕生した。大いなる力により、光を作り出した時同時に闇も生まれた。やがて、二つの世界は大きく広がり大地をめぐって争うようになった。人びとはその多くの戦いを、伝説や神話として語り継いでいった。そしてこの物語もまた、そのひとつとなるのだ。

『エルナード』取扱説明書より一部抜粋

『エルナード』は1993年4月23日にゲームプラン21より発売された、スーパーファミコン用ロールプレイングゲーム(以下RPG)。神話で語り継がれる大いなる力によって誕生した大地「エルナード」を舞台に繰り広げられる、「アーク」と呼ばれる7つの秘宝を巡る光と闇の戦いを描いた作品となっている。

プレイヤーは先ず性格、種族、能力値などがそれぞれ異なる「魔導士シーダの7人の弟子」の中から、一人を主人公として選択。この時に選択しなかった6人を含む7人の弟子キャラクター全員が、各々でエルナードに散らばったアークを探す一人旅へと出ることとなる。

この時どのキャラクターを選択してもストーリー展開に大きな違いはないが、スキル系統や装備可能な武具、旅の途中で「他のキャラクターたちと居合わせた時の反応」などに違いがあり、特にキャラ同士の相性次第では「コンビを組んで一緒に冒険する」ことも可能となっているため、選択する主人公によって「ゲーム攻略の難易度」が大きく変化するという特徴が本作にはある。

同時代の大作RPGの陰に隠れてしまい知名度こそ高くはないものの、「クリスタル」と呼ばれるレーダーを使用してフィールド上の街や敵などの位置を探知する独自のゲームシステム。敵とエンカウントした際に見下ろし視点からシームレスに戦闘画面(キャラ視点)へと移行する迫力ある演出。そして前述のゲーム難易度を大きく変化させる「主人公選択システム」と斬新なアイデアが数々盛り込まれており、当時のプレイヤーたちに少なからぬインパクトを与えた作品であった。

さぼろー

ちまたでは「アーク三部作」とも呼ばれる、「プロデュース!」開発のRPG作品群のうちの一つ。パッケージイラストからは想像し難い不気味なモンスターたち、敵も味方も動く迫力の戦闘画面、そしてレーダーを使用してダンジョンや目的の「アーク」の位置を探し出す斬新なゲームシステム等々、同時期に発売されたRPG作品の中では群を抜いて異彩を放っています。そんな訳でグラフィックやシステム面にばかり目が行きがちな本作なのですが、実はRPGの基本であるストーリーもなかなかに良い出来。アークを巡る「人間の欲深さ」や「兄弟弟子間の葛藤」が窺い知れるイベントが「主人公選択システムがあるからこそ活きる演出」でどっしりとストーリーに落とし込まれています。

エルナード(ELNARD)
  • メーカー:ゲームプラン21
  • ジャンル:ロールプレイング
  • プレイ人数:1人
  • リリース日:1993年4月23日

中古相場

箱説無し:300~500円 箱説有り:1500~1800円

ぽちろー

「三部作」とか言われると全部集めたくなってしまうのがコレクターの性だワン。実店舗や通販サイトだけでなくフリマアプリやオークションサイトも上手く活用して、出来るだけ安く買い揃えたいところだワン。

レトロゲーム販売 通販ショップの駿河屋

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  • 『ミスティック アーク まぼろし劇場』1999年3月18日発売

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『エルナード』の裏技

裏技情報はありません。

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