ざっくり解説:『シムシティー』とは
『シムシティー』は1989年にアメリカのゲームメーカー「マクシス」によりPC用ゲームソフトとして発売された、都市開発シミュレーションゲーム。「プレイヤー自らが市長となって、箱庭世界で街づくりをする」という画期的なゲーム性が好評を博し、その年の数々のソフトウェア賞を受賞。翌年にアートディンクから発売された『A列車で行こうⅢ』とともに、「箱庭ゲーム(ミニスケープ)」というジャンルを切り拓いたパイオニア的な作品として知られている。
トップビュー(見下ろし視点)のため高低差を活かした立体的な街づくりが出来ない点や、建築物やインフラの種類の少なさなど、後のシリーズ作品と比較するとやはり見劣りする部分があるものの、メインモードでは全1000種類ものマップで遊ぶことが出来たり、実在する都市を災害や社会問題から復興させる「シナリオ」モードが用意されていたりと、その遊びの幅の広さから現在でも本作には根強いファンが多い。
スーパーファミコン版は任天堂によって移植、販売されており、こちらは街の規模によりBGMが変化したり、マップに四季があったりと、PC版にはない追加要素が多数盛り込まれているほか、同社の人気キャラクターである「マリオ」の像が立てられたり、災害として登場するゴジラのような怪獣が「クッパ」になっていたりと、自社コンテンツを活かしたユニークなアレンジがなされてる。
- メーカー:任天堂
- ジャンル:シミュレーション
- プレイ人数:1人
- リリース日:1991年4月26日
中古相場
箱説無し:300~400円 箱説有り:500~700円
ゲーム福袋やジャンクワゴンの常連ソフトだワン!状態を気にしないなら、ロムカセットのみだと100円ほどで買えるワン!
関連作品(家庭用ゲーム)
スーパーファミコン(SFC)
- 『シムアース』1991年12月29日発売
- 『シムアント』1993年2月26日発売
- 『シムシティ2000』1995年5月26日発売
- 『シムシティJr.』1996年7月26日発売
『シムシティ』の裏技
開始一年で資金を999999ドルにする裏技
- 警察署、消防署、道路、線路など「税収」がなく「支出」がある施設のみを、資金が0近くになるまで設置(警察署か消防署のみを敷き詰めるのがオススメ)。
- 次に「税収+特別収入-支出」で資金が0以下になる状態で年末の「予算案」画面が開くまで待つ。
- 画面が開いたら資金が0になっていること、設置した施設の「割当率」が0%になっていることを確認し、LまたはRボタンを押したまま「決定」を押して画面を閉じる。
- 最後にLまたはRを押し続けたまま(画面をロックし12月の状態をキープしたまま)、「インフォメーション」から「TAX」を開き(開いた後はLまたはRボタンを放してもよい)、0%になった施設の割当率を100%に上げて画面を閉じると資金が999999ドルになっている。
※当サイトにおいてゲームの「裏技」とは「特定のテキストやコマンドの入力」「バグを使用した技」などを指しており、通常プレイで再現可能な「小ネタ」「隠し要素」などに該当するものは含んでおりません。
続きのデータでプレイを再開する度に街中が停電してしまったり、道路が繋がっていなくても機能してしまったりとやや作りの粗さが目立つものの、任天堂のアレンジが良いため全体的にはとても遊びやすいゲームとしてまとまっています。レトロな箱庭ゲームが気になる方は、ぜひ本作で「人口50万人都市(メガロポリス)」の達成に向けてチャレンジしてみてください。