クレイジー・クライマー【徹底解剖!レトロゲーム大図鑑 Vol.6】

ツインレバーで恐怖のクライミングを疑似体験!?

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※画像はスーパーファミコン「ニチブツ アーケードクラシックス」版です。
クレイジー・クライマー

・メーカー:日本物産

・ジャンル:縦スクロールアクション

・プレイ人数:1~2人(交互プレイ)

・リリース日:1980年10月にアーケードで稼働

クレイジー・クライマーとは

「クレイジー・クライマー」はキャラクター(クライマー)の左右の手に対応する2本のレバーを操作し、怪物や障害物をかわしながら「ビルを登る」という斬新奇抜な発想で爆発的にヒットした縦スクロールアクションゲーム。「ムーンクレスタ」と同時期に同じく日本物産から発売された本作は、何故か命綱もなしに超高層ビルを登るというクレイジー(タイトル通り)なゲーム内容も然ることながら、面が変わるごとに変化するステージ構成、スクロールするカラフルな背景画面、音声合成を含む多彩な効果音など、「宇宙空間を舞台とした背景が黒ベースの固定画面シューティング」が主流であった当時のゲームセンターにおいてまさに異彩を放つ存在であった。

また入力デバイスが8方向に動く2本のレバーのみという設計も画期的で、それぞれがクライマーの左右の手に対応しているレバーを交互に上下させて登ったり、両方のレバーを同時に動かして隣の窓枠に飛び移ったりと、プレイヤー自身の両手を動かすイメージで直感的に操作することが出来た。

クライマーが制覇を目指す超高層ビルには卵やフンを落としてくる「しらけコンドル」や、ゆるい名前だがやっている事はどぎつい極悪非道の鬼畜「おじゃまMAN」、強烈なパンチを見舞ってくる「キングゴリラ」といった妨害キャラのほか、大音響とともに落下してくる看板や鉄骨まで!?数々の危機を乗り越え、クライマーは無事に屋上まで辿り着けるのか!?全てはプレイヤーの両手(ツインレバー)にかかっている!

操作方法

8方向レバー(2本):クライマーの左右の手を別々に動かす。

ゲームシステム

クライマーは何故ビルを登るのか?その知られざる理由とは

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