ざっくり解説:「川のぬし釣り3」とは
「釣り+RPG」の異色の融合で人気となったロールプレイングゲーム「川のぬし釣りシリーズ」の第4作。シリーズ初となるゲームボーイ用ソフトとして発売された本作では、主人公である兄が病気の妹を治すために「川のぬし」を求めて旅に出るという、シリーズの原点回帰とも言えるお馴染みのストーリーを採用。
旅の途中で襲い来る野生動物たちを倒しつつ困っている人たちを助けたり、おつかいを頼まれたりしながら、渓流、上流湖、清流、下流湖の4つのステージを冒険するといったゲーム内容となっている。
登場する魚はヤマメ、イワナ、ドジョウなど全40種類。携帯ゲーム機の特性を活かし、これらの魚をゲーム内の水槽で飼育することが出来る「うおっち」モードを遊ぶことも出来る。
- メーカー:パック・イン・ソフト
- ジャンル:フィッシング / ロールプレイング
- プレイ人数:1人
- リリース日:1997年9月19日
ざっくり解説:遊び方
釣った魚を魚屋に売ってお金を稼いだり、野生動物と戦って体力を上げたりしながら4つのステージを冒険し、万病を治す伝説の魚「川のぬし」を釣り上げることがゲームの目的となる。探索可能なエリアはイベントをクリアしていくことで徐々に拡がっていく。
ゲームシステム
釣り方(魚とのファイト):魚が画面左側に向かって逃げている間は引かずに待ち、魚が大人しくなったらAボタン(またはBボタン)で画面右側に向かって糸を引く。魚が体を曲げ暴れだしたらボタンを放して泳がせ、また止まったら糸を引く。これを繰り返しながら、少しずつ釣り上げる。
本作では魚に対してハリや竿が合っていないと、簡単にハリが外れたり糸が切れたりしてしまう。特にハリが合っていないと魚を釣り上げることは不可能なため、釣りたい魚に応じてハリを変更する必要がある。
動物との戦闘:コマンド「たたかう」を選ぶと画面上にランダムに移動するアタックポイントが表示され、このポイントが動物と重なったタイミングでAボタンを押すことで攻撃を当てることが出来る。動物たちにはそれぞれ弱点となる部位があり、そこに攻撃を当てると大ダメージを与えられる。
本作及び「海のぬし釣り2」には動物への餌付けに関するコマンドが存在せず、また動物との仲良し度のような隠しパラメーターも存在しない。
「川のぬし釣り3」の裏技
裏ステージ「幻湖」へ行く方法:つりメモを完成させた(全40種類の魚を釣り上げた)後、宿屋で泊まると夢の中で「幻湖」へワープ出来る(※幻湖では全ての魚を釣ることが出来、動物は出現しない)。
中古相場
箱説無し:400~500円 箱説有り:600~800円
関連作品
ファミリーコンピュータ(FC)
- 「川のぬし釣り」1990年8月10日発売
PCエンジン(PCE CD-R2 / SCD-R2)
- 「川のぬし釣り 自然派」1992年3月27日発売
ゲームボーイ(GB / GBC)
スーパーファミコン(SFC)
前作に当たる「川のぬし釣り2」と比べてしまうとサウンドやグラフィックの面でやはり見劣りしますが、ハードの制限もある中でシリーズの持つ良さ、面白さをコンパクトに詰め込んだ良作と言えるでしょう。当時の「たまごっちブーム」を意識してか「うおっち」なるゲームモードもあり、ノスタルジーを感じます。後にリニューアルされ「川のぬし釣り3&4」としてゲームボーイアドバンス版が発売されているので、今から遊ぶのであればそちらがオススメです!