ざっくり解説:『サンドラの大冒険 ワルキューレとの出逢い』とは
『サンドラの大冒険 ワルキューレとの出逢い』はナムコの人気ゲーム作品群「ワルキューレシリーズ」に登場するサンドラ族の青年「クリノ・サンドラ」を主人公とした、スーパーファミコン用アクションゲーム。本作はファミリーコンピュータ用ソフト『ワルキューレの冒険 時の鍵伝説』の前日譚にあたり、「ひかりのかけら」を求めて故郷を発ったサンドラが冒険の末にワルキューレと出会い、故郷である「サンドランド」と彼の家族を救うまでの物語が描かれている。
ゲーム内容はステージクリア型のプラットフォームアクションとなっているが、タイムアタックやスコアアタックを楽しむことに重きを置いた『スーパーマリオブラザーズ』に代表される一般的なプラットフォームゲームとは異なり、本作には制限時間及び得点の概念は存在しない。代わりにステージ中には謎解きやパズル要素の強いギミック、そして複数の会話イベントが散りばめられており、また会話での選択によってエンディングが分岐する「マルチエンディング方式」が採用されているなど、シリーズの過去2作品と同様にどちらかと言えばストーリー性や世界観を重視した内容となっている。
ステージ数は全8面。どのステージにもいわゆる「初見殺し」があるうえ、本作特有のややクセのある3種類のジャンプアクションを使いこなせなければ先へと進めないため、攻略の難易度については「SFC時代の数あるアクションゲームの中でもかなり難しい」部類に入ると思われる。アクションゲームが苦手なプレイヤーにとっては少々手に取りづらいゲームかもしれないが、アトラクションのようなギミックの数々、シリーズお馴染みのキャラクターたちも登場する会話イベント、そして目まぐるしく変化する「マーベルランド(ワルキューレシリーズの舞台)」の背景と見所が満載なので、臆さずにぜひ一度はプレイしその雰囲気や世界観だけでも楽しんで欲しい作品である。
- メーカー:ナムコ
- ジャンル:アクション
- プレイ人数:1人
- リリース日:1992年7月23日
中古相場
箱説無し:400~600円 箱説有り:2000~2400円
大人気シリーズのスピンオフ作品で、ファンならば必ず手元に置いておきたい一本だワン。ロムカートリッジのみなら、ブックオフやハードオフで探せば300円程度で入手出来ることもあるワン!
関連作品(家庭用ゲーム)
ファミリーコンピュータ(FC)
- 『ワルキューレの冒険 時の鍵伝説』1986年8月1日発売
PCエンジン(PCE)
- 『ワルキューレの伝説』1990年8月9日発売
プレイステーション(PS)
- 『ナムコミュージアム VOL.5』1997年2月28日発売
- 『ナムコアンソロジー2』1998年9月23日発売
ニンテンドースイッチ(NS)
- 『ナムコットコレクション』2020年6月18日発売
『サンドラの大冒険 ワルキューレとの出逢い』の裏技
裏技情報はありません。
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今なおレトロゲームファンの間で人気が高い「ワルキューレシリーズ」のスピンオフで、SFCで発売された唯一のシリーズ作品です。本作は「一発即死」「ややもっさりした操作感」「敵やギミックによる初見殺し」等々、一見すると初心者お断りの高難易度ゲームだと捉えがちです。しかし何度でもコンティニュー可能なうえ、配置さえ覚えてしまえば後は極端に高度なテクニックなどは必要ないため、じっくりと時間をかけて遊べば初心者でも必ずクリア出来る良作「死に覚えゲー」だと分かります。主人公サンドラが「ワルキューレ」と出会う以前の物語であり、エンディングを除き作中に彼女が登場しないことからシリーズの過去2作品に比べると若干人気が劣る印象ですが、本作は単体でも十分面白く、何より「横視点でのマーベルランド」もファンならば新鮮な気持ちで楽しめるはずなのでオススメですよ!